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Renovation Voice 

  • #Renovation Voice

梅雨の始まり、アナベルや紫の紫陽花、庭から緑の光がこぼれるリビング、

アンティーク調のインテリア、絵画のような空間に思わず息をのみます。

ご夫婦おふたりでお住まいのOさま、

マンションリノベーションを行った後の暮らしについてお話を伺いました。

リノベーションのきっかけは、ありますか

もともとのマンションで暮らすなかで、玄関の緑色のタイルの色味だったり、和室の奥に収納が合って手間に感じたりと、引っ掛かりのある感覚があったそう。

ある日、内覧会でマンションリノベーションをご覧になり「うちもそろそろリノベーションしようか」ときっかけをお話しされるOさま。

ですが、お話を伺っているなかで、Oさまの内なる思いは何年もかけ「美しいものと暮らしたい」と、抽象的で美しい世界がつくりあげられていました。

そういった思いの蓄積が今回、形になるのもタイミングだったようです。

Beforeの住まいは玄関とキッチン、写真で見ても暗い印象でした。

普段からおもてなし上手なOさま、ちょっとした心配りに感動…季節に合わせ、マリアージュフレールのすずらんの紅茶を入れてくださいました。

マルナカホームどのような提案が印象的でしたか

「光・風・音・色」と、思い描く暮らしのイメージをノートにコラージュされていたOさま。

数社の提案を受けるなかでも、マルナカホームの「季節のうつろいを感じながら、光と風を豊かに招き入れ、スタイルのある暮らしを叶える」といった言葉が、琴線に触れたそう。

そうして感性で作り上げてゆくリノベーションの提案に、美しい暮らしを創造してゆくパートナーとして、マルナカホームをご指名いただくことになりました。

Oさまのコラージュノート

Oさま▶これが、マルナカホームからご提案いただく前にイメージとして作っていたコラージュノートです。抽象的だけれど描きたい暮らしのイメージを文字と画像で作り上げていました。

marunakahome▶実際に、ご提案がお客様にうまく伝わらない経験もあるのですが、Oさまとはすぐに美しい空間を想像するパートナーとしての感覚的なつながりを感じることができました。沢山のお客様と空間を作り上げてきましたが、こういったイメージを作られている方は初めてで、Oさまの理想のイメージが共有されることで、私のなかにも空間のインスピレーションが浮かんできました。

実際に、ここまで?と驚くほどにとことん付き合うマルナカホームに驚かれたそう。

Oさま▶でもそれが良かったの、こんなに根気強く付き合ってくれるところ他にないと思う。マルナカホームに一生ついていきます。

marunakahome▶感動…嬉しいお言葉ですね…涙

こだわられた点を、教えてください

Oさま▶一生モノとして購入している家具だからなかなか買い替えるのは難しい。だからこそ、今あるものを活かすような空間づくりにしようと思い、選んでいきました。アンティーク調の家具とアッシュカラーのフローリングにすることはチャレンジではありましたが、理想であった明るく優しい空間になったと思います。

marunakahome▶Oさまのイメージされている世界観、集められているアンティーク調のインテリアなどから空間のイメージを膨らませていき、巾木や見切り、窓枠を白くすることでエレガントな空間をイメージしました。SNSなどでもイメージする空間を集められていらっしゃったOさまから、どこかにアールのニッチを造りたいという要望があったのですが、半円を描くアールはどこか可愛らしいメルヘンな印象を与えます。Oさまのお宅にはもう少し上品で、洗練された印象のほうが調和すると思ったので、カーブを小さめに納めました。

あくまで空間のセレクトしてゆく主導はお客様にありながらも、世界観を具現化してゆく案内人としてお客様にとことん寄り添うことができるのは、マルナカホームの一貫した強みですね。

アールのニッチには洗練さを

和室なくしWICに。壁紙はくすみのあるグレーにゴールドの植物模様、O様のお気に入りなのだそう。

職人さんの美しい手仕事。巾木のモールディングのつなぎ目、近くで見ても美しい…

玄関を明るく、広く

本来は顔となるはずの玄関ですが、従来の間取りではタタキが暗く、狭かったため、諦めていたとお話しされるOさま。

そこで玄関収納を浮かして間接照明を入れ、高級感のあるホワイトのタイルををセレクトすることで、見違えるほど明るい玄関に。玄関から初めに目に入るLDKの入口をスライドガラスドアにすることで、空間に抜け感が出て、光を感じる風通しのよい玄関になりました。さらに玄関からLDKにつづく通路も10センチほど横幅を広げたことで、LDKに向かい空間が広がるような演出を感じます。

LDKと玄関を緩やかにつなぐスライドガラスドア、一気に抜け感が出ます

玄関からもリビングの先、緑の庭が見えます。モールディングも特注でオーダー。カラーやつまみ、モールディングの位置も全てコーディネート。

イメージコンサルタントのお仕事のなかで、フラワーアレンジもされているOさまのお宅にはお花が沢山。主張しすぎないエクリュカラーのセレクトは、その時々の季節に合わせたお花を引き立たせ、空間を彩ります。

キッチンの通路幅を広げ、可動域を広く

キッチンの立ち幅が狭く窮屈だったところを、パイプスペースを小さくし、通路幅を10センチほど確保できました。さらに思い切ってキッチンの吊戸棚を無くしたことで開放感が出て、リビングに開けたキッチンに。アクセントになっている照明はOさまのセレクト。玄関から入ってくるときも、照明のアクセントが目を惹きます。

テーブルウェアにこだわりを持たれているOさま、キッチンには収納力が必須。TOCLASのシステムキッチンは奥行もあり、収納力のある所もお気に入りだそう。

暮らしに寄り添う照明選び

「いままで光は自然光一択だったので、暗くなるとペンダントライトばかりつけていましたが、今回で照明の楽しさを知りました」とお話しされるOさま。今までの照明は取り付けるタイプのものでしたが、魅せる照明と隠す照明を提案し、暮らしのシーンに合わせて光源もいくつかのパターンを設定しました。Panasonicのリビングライコンでは照明パターンを6シーン分記憶できるので、その時々の気分に沿った光で暮らしてゆくことは心地よさに繋がります。また、もともと天井にあった隙間を活かし、コーニス照明を採用することで、空間にシンボリックな印象を演出しています。

取材時は少し暗い曇りの日でしたが、あえて光源を落とすと、庭から緑の光がリビングに映り画的な印象を憶えました。

Panasonicのリビングライコンを採用。6パターンの照明を記憶させ、その時々のシーンに合わせ、照明を調整できるようになっています。

トイレのドアをを開けると、水面のようにリフレクトする照明がアクセントに。こうした見えない部分にも、Oさまのこだわりが垣間見えます。照明そのもののデザインだけでなく、光や陰で魅せる空間づくり、粋ですね。

凹凸のある天井を、フラットに

もともと天井には凹凸があり、6畳の和室の天井は15センチほど下がっていたそう。和室を無くしWICにするにあたり、天井に配線やスラブがなかったため、できる限りをフラットな天井にすることで広々とした明るい印象に。天井にも外国の住まいのようなモールディングをすることも検討しましたが、バランスを重視したことで、開放感を感じる空間になりました。

ヨーロッパの、奥行きのある中庭に面したパティオのような、異国情緒溢れる住まいはここが日本であることを、忘れてしまいます…

ノートの内に何年も温めていたOさまの理想の暮らし。

美しいものに囲まれながら、光と風を満喫できる空間が

ノートの世界から、今の暮らしに。

施工写真は下記のボタンからご覧いただけます。

取材後記

「庭でたくさん採れたジューンベリーをジャムにしたの」と、お土産までいただきました。暮らしを楽しむOさまの豊かな感性に終始、惚れ惚れでした…お土産のジャムを早速、ソーダと割ると綺麗な赤色に。夏の味、Oさまご馳走様でした。

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